セカンド弁護士をお考えの方必見！セカンド弁護士を選ぶ際の注意点を解説！

顧問弁護士と話し合っている中、「信頼できるセカンド弁護士を見つけたい」と思う方も多いのではないでしょうか。注意点を確認しないままセカンド弁護士の選択をすると、自分の求めている弁護士と契約できず、再び弁護士を探すことになるかもしれません。

今回はセカンド弁護士を選ぶ際の注意点を解説していきますので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。

そもそもセカンド弁護士とは

セカンド弁護士とは、現在の顧問弁護士とは別に顧問契約をする弁護士のことです。メインの相談は今まで通り顧問弁護士にお願いして、対応してもらえない分野や苦手な分野のみ別の弁護士に相談・依頼する方が多くなっています。

病院を思い浮かべて見るとわかりやすいのですが、医療の世界には「セカンドオピニオン」という言葉があります。これは数名の医師に病気を診断してもらい、治療方法を決めていくというものです。弁護士も同じで、一人の弁護士に頼るのではなく、複数の弁護士に意見を聞くことで、クライアントにとってベストな答えが見つかることもあります。

セカンド弁護士を選ぶ際の注意点3つ

セカンド弁護士を選ぶ際に大切なことは、「なぜセカンド弁護士を探すのか？」を明確にすることです。現在の顧問弁護士だけでは対応しきれていない、不満や悩みがあるなど、もう一人の弁護士に解決してもらいたい理由について考えるようにしましょう。たとえば、下記のような悩みが挙げられます。

• 契約している顧問弁護士が社内労務には強いが、IT関係の法律が専門分野ではない。
• 人気のある顧問弁護士で、多数の会社と契約していて対応に少し時間がかかる。
• 顧問弁護士とのコミュニケーションがうまく取れない。
• 会社の意思を尊重することなく、弁護士が勝手に進めていく。
• 気軽に質問できず、自ら調べることもある。

セカンド弁護士に何を求めるかを明確にしていないと、せっかく契約してもまた不満が出てきてしまいます。しっかりと弁護士に対して求めることを明確にしておきましょう。

得意分野の確認

セカンド弁護士に専門的な分野を相談することがある場合は、得意分野を確認しておきましょう。相談をしてもその弁護士がクライアントの要望に応えられなければ依頼をする意味がありません。大事な時間が削られてしまうことになり、徒労に終わってしまうことになります。

レスポンスの早さ

レスポンスの早さも重要なポイントになります。今の顧問弁護士は人気のある方で忙しく、そのため返答までに時間がかかっているという悩みを抱えている方も多いでしょう。そのような場合は一度連絡を入れて、その都度レスポンスの早さが自分の希望に沿っているのか確認してみましょう。

コミュニケーションの相性

最後はコミュニケーションの相性です。質問に答えず、弁護士の考えだけで相談もせずに進めてしまうケースも少なくありません。もし今の顧問弁護士とのコミュニケーションがうまくいっていないと感じているなら、しっかりコミュニケーションが取れる弁護士を探すべきでしょう。

セカンド弁護士を探す際の不安は何？

仮に優秀なセカンド弁護士が見つかったとしても、頭の中にある不安を解消しておかないと気持ちよく前に進めないかもしれません。ここからは、依頼をする前に押さえておきたい注意点について解説していきます。

二人以上の弁護士に相談しても問題ない？

そもそも顧問弁護士がいながらほかの弁護士に相談をしても問題ないのでしょうか。長年付き合いのある弁護士さんがいると、後ろめたい気持ちもあるかもしれません。

しかし二人以上に相談をするのはNGという決まりはありません。むしろクライアントの不安や疑問、問題が解消できることは弁護士にとっては嬉しいことです。ただし、一度案件を依頼すると対象の弁護士と委任関係となるので、弁護士を変える場合は事前に相談するようにしましょう。

現在の顧問弁護士は解約できるの？

弁護士との顧問契約は解約することも可能ですが、案件に着手した後での解約には注意が必要です。一度着手すると着手金を支払うことになりますが、解約した場合、着手金は戻ってきません。もし着手途中で新しい弁護士に依頼する場合は、二重で弁護士費用（着手金）がかかることを覚えておきましょう。

提供する情報は弁護士によって違いがあってもいい？

どの弁護士にも、情報は必ず同じものを提供するようにしてください。弁護士によって相談内容を変えたり、提供する情報を変えたりすることはNGです。そもそも伝える内容が違えば、どちらの弁護士が正しいかの判断ができなくなります。

まとめ