弁護士は依頼者様の代理人です。依頼者様のご要望を理解しなければ、適切な紛争解決、事案処理は望めないと考えています。そのため、私は、弁護士にとって最も重要な仕事は、依頼者様のお話をよく伺うことだと考えています。
「この先どうなってしまうのか」、「これからどうしていけばいいのか」、「誰かに話を聴いてもらいたい」という不安や焦りを抱えていらっしゃる依頼者様のお話にしっかりと耳を傾け、依頼者様のお悩みのどこに問題の本質があるのかを正確に把握します。また、弁護士と依頼者様との信頼関係も、「話をよく聞くこと」から生まれます。
弁護士の中には、上から目線で、諭すように自分の考えを押し付ける方もいますが、それでは依頼者様と信頼関係を築くことは出来ません。その結果、依頼者様の納得のいかない解決になってしまったということもよく耳にします。
依頼者様にとっての問題解決とは、依頼者様の納得のいく解決だと考えております。そのためには、依頼者様の「お話をよく伺うこと」が何より大切であると考えています。
弁護士 松下 賢
